大富豪の投資術は楽に稼げる?口コミと評価を調査

結論:「大富豪の投資術」は慎重な検討が必要な情報商材です

「大富豪の投資術」は、マーク・モーガン・フォード氏の著書を基にした投資情報商材であり、多くの大富豪が実践する投資戦略を学べると謳われています。しかし、その販売元である株式会社Wealth On(旧:株式会社インベストメントカレッジ)には過去の行政処分歴があり、無料キャンペーンを通じて個人情報を収集し、高額な情報商材へと誘導するビジネスモデルには注意が必要です。投資助言・代理業の登録はありますが、過去の悪評や執拗なメールマガジンといった評判も存在するため、安易に飛びつくのではなく、内容とリスクを十分に理解した上で慎重に検討することをお勧めします。

目次

結論:「大富豪の投資術」は慎重な検討が必要な情報商材です

概要:大富豪の投資術とは

口コミ情報:利用者の声と評価

評判:なぜ賛否両論があるのか

運営会社情報:株式会社Wealth Onの実態

対策:情報商材を選ぶ際の注意点

まとめ:賢い情報収集と判断を

概要:大富豪の投資術とは

「大富豪の投資術」は、マーク・モーガン・フォード氏が提唱する投資戦略をまとめた情報商材です。この商材は、多くの富裕層が実践しているとされる「現物投資」を中心に、低リスクで高い投資リターンを目指す方法を学ぶことができるとされています。販売元は株式会社Wealth On(旧:株式会社インベストメントカレッジ)で、同社は「日本に投資という力を!」をミッションに掲げ、米国株を中心とした投資顧問サービスを提供しています。

この「大富豪の投資術」は、主に無料書籍キャンペーンなどを通じてプロモーションが行われています。書籍の内容としては、富の創造に関する真実と嘘、金のバケツの秘密、収入を着実に増やす戦略、賢い投資方法といったテーマが扱われています。これらの情報は、一般の投資家がアクセス可能な米国株市場などを対象としており、大富豪の投資手法を模倣することで、同様の成果を目指せるという点が強調されています。

しかし、このプロモーション手法には、無料の入り口から個人情報を収集し、その後、高額な有料情報商材へと誘導する「バックエンド」が存在するという指摘もあります。また、販売元である株式会社Wealth On(旧:株式会社インベストメントカレッジ)には、過去に行政処分を受けた経緯があることも、この情報商材を評価する上で重要な要素となります。

口コミ情報:利用者の声と評価

「大富豪の投資術」に関する口コミや評判は、その内容が多岐にわたります。書籍自体はAmazonや読書メーターで評価が見られますが、投資案件としての「稼げるか」「悪質か」に直接言及するものは少ない傾向にあります。しかし、情報商材としての側面に着目すると、以下のような声が散見されます。

ポジティブな意見としては、書籍の内容が投資に対する新たな視点を提供し、資産形成の考え方を学ぶ上で有益だったというものがあります。特に、マーク・モーガン・フォード氏の経歴や、彼が提唱する「現物投資」の概念に興味を持つ読者もいるようです。

一方で、ネガティブな口コミや懸念の声も少なくありません。主なものとしては、以下のような点が挙げられます。

•高額な情報商材への誘導: 無料の書籍やセミナーをきっかけに、最終的に数十万円から数百万円に及ぶ高額な情報商材やコンサルティング契約を勧められるケースがあるという指摘です。初期費用を抑えて投資を始めたいと考えていた利用者にとっては、大きな負担となる可能性があります。

•執拗なメールマガジン: 一度個人情報を登録すると、頻繁にメールマガジンが送られてきて、有料サービスへの勧誘が執拗であると感じる利用者がいるようです。これにより、購読解除の手間や、精神的な負担を感じるケースも報告されています。

•投資実績の不透明さ: 販売元である株式会社Wealth Onの代表である江崎孝彦氏が、投資家としての具体的な実績が不明瞭であり、主にマーケティング事業で成功を収めた人物であるという指摘があります。これにより、提供される投資情報の信頼性に対して疑問を持つ声も存在します。

•期待との乖離: 「大富豪の投資術」という魅力的なタイトルから、誰もが簡単に大富豪になれるような即効性を期待する利用者もいますが、実際には地道な学習と実践が必要であり、期待していたような結果が得られないと感じるケースもあります。

これらの口コミは、「大富豪の投資術」が単なる書籍ではなく、その背後にあるビジネスモデル全体を評価する上で重要な情報となります。特に、金銭が絡む情報商材であるため、利用者の期待と現実とのギャップが、ネガティブな評価に繋がりやすい傾向があると言えるでしょう。

評判:なぜ賛否両論があるのか

「大富豪の投資術」に対する評判が賛否両論に分かれるのは、その提供形態と販売戦略に起因すると考えられます。書籍としての「大富豪の投資術」は、マーク・モーガン・フォード氏の投資哲学や資産形成に関する考え方を学ぶためのものであり、純粋な読書体験としては一定の評価を得ています。しかし、これが「情報商材」として展開される際に、多くの懸念が生じています。

ポジティブな評判の背景:

•著名な著者: マーク・モーガン・フォード氏という実績のある人物の投資術であるという点が、信頼感や期待感を生んでいます。

•魅力的なコンセプト: 「大富豪の投資術」というタイトルが示すように、富裕層の投資戦略を学べるというコンセプトは、多くの投資家予備軍にとって魅力的です。

•投資助言業の登録: 運営会社である株式会社Wealth Onが投資助言・代理業の登録を行っている点は、一定の信頼性を担保していると見なされることがあります。

ネガティブな評判の背景:

•過去の行政処分: 販売元である株式会社Wealth On(旧:株式会社インベストメントカレッジ)が、2015年に金融庁の許可なく顧客の資金を運用したとして行政処分を受けた過去は、その企業体質に対する不信感を抱かせます。たとえ処分後にライセンスを取得したとしても、一度失われた信頼を取り戻すのは容易ではありません。

•高額なバックエンド商材: 無料の書籍やセミナーで集客し、その後、数十万円から数百万円といった高額な有料情報商材やコンサルティングサービスを販売するビジネスモデルは、多くの情報商材で問題視される点です。利用者は「無料」という言葉に惹かれて接触しますが、最終的に高額な出費を強いられることに不満を感じるケースが多いため、悪評に繋がりやすい傾向があります。

•執拗な勧誘: メールマガジンや電話による執拗な勧誘は、利用者に不快感を与え、企業イメージを損なう要因となります。特に、投資は個人の判断が重要であるため、強引な勧誘は避けるべきです。

•「稼げる」保証の欠如: 投資には元本割れのリスクが常に伴いますが、情報商材のプロモーションでは「大富豪のように稼げる」といった期待感を煽る表現が使われがちです。しかし、実際に期待通りの収益が得られなかった場合、利用者は「騙された」と感じ、ネガティブな評判を広めることになります。

これらの要素が複合的に作用し、「大富豪の投資術」は、書籍としての価値と、情報商材としてのビジネスモデルの間で評価が大きく分かれる結果となっています。特に、投資というデリケートな分野において、過去の行政処分や高額商材への誘導といった要素は、利用者の警戒心を高める大きな要因と言えるでしょう。

運営会社情報:株式会社Wealth Onの実態

「大富豪の投資術」を販売しているのは、株式会社Wealth On(ウェルス オン)です。この会社は、2024年8月に株式会社インベストメントカレッジから社名変更しています。同社は、米国株を中心とした投資顧問サービスを提供しており、投資助言・代理業の登録も行っています。

以下に、株式会社Wealth Onの会社概要をまとめます。

項目詳細
会社名株式会社 Wealth On(ウェルス オン)
経営陣代表取締役 江﨑孝彦、取締役 佐藤淳
資本金1,000 万円
主要株主ダイレクト出版株式会社
従業員数52 名 (2024 年 3 月現在/アルバイト等含む )
設立年月日平成 23 年 9 月 15 日
電話06-6271-1188(カスタマーサポート)
事業内容教育事業・社会人向けビジネスコンテンツ販売
投資助言・代理業登録近畿財務局長 ( 金商 ) 第 388 号
取引先銀行みずほ銀行
所在地大阪府大阪市中央区安土町 2 丁目 3-13 大阪国際ビルディング 23F

特商法表記と透明性: 株式会社Wealth Onは、公式サイトで上記の会社概要を明確に開示しており、特定商取引法に基づく表記も確認できます。これは、運営元が不明瞭であった一部の副業案件とは異なり、一定の透明性があると言えます。また、投資助言・代理業の登録(近畿財務局長 (金商) 第388号)を行っていることも、法的な要件を満たしている証拠です。

しかし、この透明性とは別に、同社には過去に行政処分を受けた経緯があります。2015年10月20日、当時の株式会社インベストメントカレッジは、金融庁の許可を得ずに顧客の資金を運用したとして、証券取引等監視委員会(沖縄総合事務局)より1ヵ月の業務停止命令と業務改善命令を受けています。この行政処分は、同社の運営体制やコンプライアンス体制に問題があったことを示唆しています。処分後に投資助言業のライセンスを取得し、社名変更も行っていますが、過去の経緯は利用者にとって懸念材料となり得ます。

また、主要株主がダイレクト出版株式会社である点も注目されます。ダイレクト出版は、DRM(ダイレクトレスポンスマーケティング)という販売手法を多用することで知られており、無料のコンテンツで集客し、高額なバックエンド商品へと誘導するビジネスモデルが特徴です。このため、「大富豪の投資術」も、無料書籍キャンペーンから高額な情報商材への誘導が行われるという口コミが多数存在します。運営会社情報が明確である一方で、そのビジネスモデルや過去の経緯から、利用者は慎重な判断が求められます。

対策:情報商材を選ぶ際の注意点

「大富豪の投資術」のような投資関連の情報商材を検討する際には、以下の点に注意し、賢明な判断を下すことが重要です。

1.運営会社の信頼性を徹底的に調査する:特定商取引法に基づく表記が明確であるかはもちろん、過去の行政処分歴や、金融商品取引業の登録状況(投資助言・代理業など)を確認しましょう。登録があるからといって全てが安全とは限りませんが、登録がない場合は法的な保護が受けられない可能性が高まります。また、親会社や関連会社の評判も合わせて調査することが望ましいです。

2.誇大広告や過度な期待を煽る表現に注意する:「誰でも簡単に億万長者」「元本保証で高利回り」といった、現実離れした謳い文句には警戒が必要です。投資には必ずリスクが伴い、元本割れの可能性もゼロではありません。リスクについて明確な説明がない、あるいはリスクを過小評価している商材は避けるべきです。

3.無料キャンペーンの意図を理解する:無料の書籍やセミナーは、情報収集の入り口としては有効ですが、その後に高額な情報商材やサービスへの誘導があることを認識しておくべきです。無料だからといって安易に個人情報を登録する前に、その後の展開を予測し、不要な勧誘はきっぱりと断る勇気を持ちましょう。

4.口コミや評判を多角的に検証する:インターネット上の口コミは、個人の主観が入り混じっているため、鵜呑みにするのは危険です。しかし、複数の情報源で共通して指摘されている問題点(例:執拗な勧誘、期待通りの成果が得られないなど)は、信頼性の低い情報商材である可能性を示唆しています。ポジティブな意見だけでなく、ネガティブな意見にも目を向け、バランスの取れた情報収集を心がけましょう。

5.投資内容とリスクを十分に理解する:提供される投資手法や戦略が、自身の投資目標、リスク許容度、資金状況に合致しているかを慎重に検討しましょう。理解できない内容や、不明瞭な点が多い場合は、契約を避けるべきです。必要であれば、中立的な立場にあるファイナンシャルプランナーや弁護士などの専門家に相談することも有効です。

6.契約内容を細部まで確認する:特に高額な情報商材やコンサルティング契約を結ぶ際は、契約書の内容を隅々まで確認し、不明な点は必ず質問して解消しましょう。クーリングオフ制度の適用可否や、返金条件なども事前に確認しておくことが重要です。

これらの対策を講じることで、不必要なトラブルを避け、自身の資産を守りながら、より安全で効果的な投資学習を進めることができるでしょう。

まとめ:賢い情報収集と判断を

「大富豪の投資術」は、マーク・モーガン・フォード氏の投資哲学を学ぶ上で興味深い情報源となり得ますが、その情報商材としての側面には注意が必要です。販売元である株式会社Wealth On(旧:株式会社インベストメントカレッジ)は、投資助言・代理業の登録を持つ一方で、過去に行政処分を受けており、無料キャンペーンから高額な情報商材への誘導、執拗なメールマガジンといったビジネスモデルに対する懸念が指摘されています。

「本当に稼げるのか」「悪質ではないか」という問いに対しては、書籍の内容自体は投資の知識を深める一助となる可能性はあるものの、情報商材としての販売戦略や過去の経緯を考慮すると、安易に「ラクに稼げる」とは言えず、また「悪質ではない」と断言することもできません。特に、高額な費用を支払ったにもかかわらず期待通りの成果が得られない、あるいは強引な勧誘に不快感を覚えるといった口コミは、そのリスクを示唆しています。

投資関連の情報商材を選ぶ際には、運営会社の透明性、過去の経緯、プロモーション手法、そして実際の利用者の声を多角的に検証することが不可欠です。甘い言葉に惑わされず、常に冷静な判断を心がけ、自身の資金と情報を守るための賢い選択をしてください。疑問や不安を感じた場合は、消費者センターや弁護士などの専門機関に相談することも、トラブルを未然に防ぐ上で非常に有効な手段となります。

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