【NBA】Next Blockchain Applications Limitedは楽に稼げる?口コミと評価を調査

結論
NBA(Next Blockchain Applications Limited)は、稼げる可能性が低く、むしろ損失を被るリスクが非常に高い悪質案件と結論づけられます。NFT投資を謳いながらも、実態はMLM(マルチレベルマーケティング)形式のポンジスキームである可能性が極めて高く、参加者から集めた資金で既存会員に配当を支払う自転車操業的な仕組みとなっている疑いがあります。
海外法人として台湾に拠点を置いているため、問題が発生した場合に日本の法律による保護を受けることが困難であり、被害を受けても泣き寝入りするリスクが高いと考えられます。過去に類似した投資系MLM案件は、何の予告もなく突然サービスを停止する「飛ぶ」ケースが頻発しており、NBA Limitedも同様のリスクを抱えています。
目次
- 概要
- 口コミ情報
- 評判
- 運営の実態と危険性
- 運営会社情報
- 対策
- まとめ
概要
NBA(Next Blockchain Applications Limited)は、NFT関連の投資を売りにしたMLM(マルチレベルマーケティング)案件です。元々は「RemixDAO(リミックスダオ)」という名称で活動していましたが、各所で評判が悪化したため、現在の名称にリブランドした経緯があります。
この案件では、**「海外のDEXでイールドファーミングを行っている」「2時間毎に暗号資産で利息が配当される」**といった魅力的な謳い文句で参加者を募集しています。勧誘時には「マルチ商法ではない」と説明されることが多いようですが、実際の報酬システムはマルチ商法の特徴を色濃く持っています。
参加にはNFTの購入費用が必要とされ、「NFTを資産として保有できるので、運営側で預かるお金はない」との説明がなされています。しかし、そのNFTは実態を伴わないデジタル上の存在であり、預け先の安全性や運営の透明性に大きな疑問が残ります。
口コミ情報
NBA Limitedに関する口コミを調査した結果、参加者の間でも意見が大きく分かれていることが判明しました。一部では「実際に配当を受け取れている」という声もある一方で、ポンジスキームの可能性を指摘する声も多数存在しています。
特に注目すべきは、「本物と信じて疑わない人」「ポンジスキームと分かっていても後に引けなくなってしまった人」の両方が存在するという現状です。これはポンジスキーム特有の現象で、初期段階では実際に配当が支払われるため、参加者が疑いを持ちにくくなる仕組みが働いています。
消費者センターやSNS上では被害相談が続出しており、多くの専門家がこの案件について警鐘を鳴らしている状況です。特に、投資の専門知識を持たない一般の方が、MLM形式の勧誘によって参加してしまうケースが多発していると報告されています。
評判
NBA Limitedの評判は、調査機関や専門家の間では極めて否定的です。複数の副業検証サイトにおいて「詐欺の可能性が高い」「参加は危険」といった警告が発せられています。
特に問題視されているのは、勧誘時の説明と実際のビジネスモデルの乖離です。「マルチ商法ではない」と説明されるにも関わらず、実際の報酬システムはマルチ商法そのものであり、不実の告知による勧誘に違法性があるとの指摘が多数なされています。
また、主要な勧誘者や代表者が過去のポンジスキーム案件に関与していたことが判明しており、この点も評判を大きく損なう要因となっています。投資系MLMは過去にも数多く登場していますが、長期間継続したものは皆無であり、最終的には必ず破綻するパターンが繰り返されています。
運営の実態と危険性
NBA Limitedの最も深刻な問題は、ポンジスキームとしての性質を強く持っていることです。ポンジスキームとは、実際の投資運用を行わず、新規参加者から集めた資金を既存参加者への配当に回す詐欺的な仕組みです。
この仕組みの危険性は、新規参加者が集まっている間は実際に配当が支払われるため、参加者が詐欺であることに気づきにくいという点にあります。しかし、新規参加者の獲得が困難になった瞬間に、システム全体が破綻します。
NBA LimitedがMLM形式を採用していることも、この危険性を増大させています。MLMによって新規参加者が次々と新しい参加者を勧誘する仕組みが作られており、ポンジスキームとMLMの組み合わせは非常に厄介です。これまでの投資系MLM案件を見ると、100%の確率でポンジスキームであったという事実があります。
さらに、運営主体が台湾の海外法人であることも大きなリスク要因です。何らかの問題が発生した場合、日本の法律による保護を受けることができず、被害者は泣き寝入りするしかない状況に陥る可能性が高いのです。
運営会社情報
項目 | 内容 |
---|---|
会社名 | Next Blockchain Applications Limited |
代表者 | Eric Ma(エリック・マー) |
所在地 | 台湾 |
法人形態 | 海外法人 |
特商法表記 | 詳細は契約書面に記載 |
事業内容 | NFT関連投資・暗号資産運用 |
運営会社情報を見ると、非常に情報が限定的で透明性に欠けることが分かります。代表者とされるEric Ma氏については、「過去にCoinMarketCapに在籍していた」「台湾の著名なブロックチェーン企業出身」といった肩書きが宣伝されていますが、これらの経歴を裏付ける具体的な証拠は確認されていません。
台湾に拠点を置く海外法人という点も、参加者にとって大きなリスク要因となります。日本国内の法律が適用されないため、問題が発生した際の救済措置が限定的になる可能性が高いのです。
対策
NBA Limitedのような案件から身を守るための対策をいくつか紹介します。
まず最も重要なのは、投資系MLMには絶対に参加しないという原則を持つことです。これまでの歴史を振り返ると、投資要素とMLMを組み合わせた案件で長期間継続したものは存在しません。
次に、「楽に稼げる」「確実に利益が出る」といった甘い言葉に惑わされないことです。真っ当な投資には必ずリスクが伴い、「確実」という言葉が使われる投資案件は疑ってかかるべきです。
もし既に参加してしまった場合は、可能な限り早期に撤退することを検討してください。ポンジスキームは時間が経つほど被害が拡大する性質を持っています。また、他人への勧誘は絶対に行わず、既に勧誘してしまった場合は相手に謝罪し、参加を思い留まるよう説得することが重要です。
被害を受けた場合や勧誘を受けた場合は、消費者生活センターや警察への相談も検討してください。個人での解決は困難ですが、被害を届け出ることで、同様の被害を防ぐ一助となります。
まとめ
NBA(Next Blockchain Applications Limited)は、NFT投資を謳いながらも実態はポンジスキームの可能性が極めて高い危険な案件です。MLM形式の勧誘手法と組み合わせることで、多くの参加者を巻き込む構造となっており、「楽に稼げる」どころか、参加者に深刻な損失をもたらすリスクがあります。
海外法人という運営形態も、参加者にとって大きな不利益要因となります。過去の類似案件の歴史を見ても、投資系MLMが長期間継続した例はなく、最終的には必ず破綻するパターンが繰り返されています。
真の意味で「楽に稼げる」副業や投資は存在しません。堅実な収入を得るためには、正当な手段と継続的な努力が必要です。NBA Limitedのような案件には決して近づかず、もし勧誘を受けた場合は毅然として断ることが重要です。既に参加してしまった方は、一刻も早い撤退を検討し、専門機関への相談も視野に入れることをお勧めします。